일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ピッチャーさつじんじけん

投手殺人事件

坂口 安吾

坂口 安吾의 投手殺人事件(ピッチャーさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,243자 · 57화면

아오조라 문고

「何か変った物音をききませんでしたか」

「何もききません。よく睡っていましたから」

そこで所轄署に捜査本部をおき、屍体を検視して現場は鑑識員の徹底的な調査と、それから、家探しが行われた。

判明した事実で、特に注目すべきところは、次のようなものだった。

一、大鹿はラッキーストライクと新契約し、三百万円受取ったらしいが、その三百万円は紛失している。

一、契約書は俯伏した胸の内ポケットにあり俯伏していたので、血によごれていないが一月十九日に契約したものである。大鹿の署名は墨筆で書かれているが、この部屋には、墨汁も毛筆もない。

一、出血の状況から見て、加害者の衣服は血を浴びているであろう。

一、刺傷によって判ずるに犯人は相当の腕の力があるらしい。

一、大鹿のズボンのポケットに、上野光子の名刺があり、東京の住所は印刷してあるが、京都のアパートの所番地が鉛筆で書きこんである。光子自身の手らしく、女手である。

一、血にぬれた靴跡と手型があるが、被害者のものでもなく、葉子のものでもない。

一、テーブルの上に、ドンブリを灰皿の代りにして、二三本の外国タバコの吸いガラがあり、二本には口紅がついており、一本にはついてない。