일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きょこくいっちたいせいとこくみんせいかつ

挙国一致体制と国民生活

戸坂 潤

戸坂 潤의 挙国一致体制と国民生活(きょこくいっちたいせいとこくみんせいかつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,570자 · 17화면

아오조라 문고

で要するに、今日の所謂「挙国一致」は、国民生活の現実に於ける安定とは必ずしも平行していないというのが事実であり、又必ずしもそうした方向に向いているとも云えないということが想像出来る事実である。今日の現実の「挙国一致」の体制は、国民生活の単なる観念的安定にすぎない。もっと正確に云うと、国民生活安定ということの単なる観念的仮説が、かりそめに現実的な力となって現われたものに過ぎない。夫が現実の国民生活安定の代用品として勧められている所以が之であり、又之が国民生活安定という設題自身の廃棄になると私かに考えられている所以でもある。――処で、現実をこのように観念に換えるということは、或る絶大な信用の存在を意味する。金準備への信用のようなものがそこには必要なのである。そして挙国一致という信用が通用する銀行の地下室にあるものは何か。それが例の云わば戒厳令的な体制の金属的偉力であったのだ。――そこでは政治の金属的常道が交通遮断されるということを忘れてはならぬのである。

(一九三七・八)