후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうちん
提灯
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 提灯(ちょうちん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,392자 · 7화면
「今比、提灯を点けて、何処へ往くのだろう」
「村の人だよ、お互のように、遅くまで飲んでて帰ってくるところなのだよ」
「停車場の近くの者だよ、海水浴場へ客の用事で往ってたものだよ、それでなかったら、海水浴場の宿屋の者が、停車場まで用足しに往くところなのだよ」
皆の気もちがこんな事を話すように軽くなったのです。其のうちに提灯はすぐ前に来ましたが、見ると学生風をしているのです。よく見ると学生も学生、僕等と同類の角帽じゃありませんか、僕はなんでも好いから声をかけようとすると、提灯の光に知人の顔が見えるじゃありませんか。
「西森君じゃないか」
と云うと、
「おお、平山君か」
と、云って僕の顔を見るのです。
「今比、何処へ往くのだ」
と聞くと、
「僕の家は、すぐ此の前だ、今帰るところだが、君達の方こそ、ぜんたい、何処へ往くのだ」
と、西森はこう云ってから僕をはじめ側に立っている友人の顔を懐しそうに見るのです。高等学校の時は時どき往来していたのですが、大学へ入ってから科が別でしたから遠くなって、たまに途で顔を逢わせるくらいでしたが何人にも悪い感じを持たれない男でした。友人から聞くと西森の家庭は複雑していてなんでも田舎ではかなりの財産家で、西森のお父さんになる人が其処の総領で、其の家を相続することになっていると、お父さんの弟になる