후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎたい
擬体
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 擬体(ぎたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,945자 · 25화면
」
青木は考え込む風を装いながら、内心では、いよいよ来たなと思った。近頃、石村証券の商売の方は至って閑散で、各会社の内情調査が主な仕事となっていたが、その代り、石村のところへの直接訪問客が目立って殖えていた。日本再軍備の問題が各方面で論議されるようになってから、それが殊に甚しかった。石村の室へは、廊下から、事務室の方の扉と女秘書室の方の扉と、二つの出入口があって、直接の訪問客はたいてい後者から出入したので、どういう人物かよくは分らなかったが、主として旧軍人の類であることは想像に難くなかった。第一、ここの主な社員たちにしても、もとを糺せば旧軍人か或は旧軍属だったのである。
青木が考え込んでるのを見て、石村は話の調子を変えた。
「君に思い当ることがないとすれば、まあそれでいいさ。酒場での酔っ払いの話なんかは、これは情報とも言えないからね。」
青木は頭を掻いてみせた。
「まったく、私はいつも酔っ払ってばかりいて、自分でも情けないと思っています。」
「情けないどころか、大した腕前じゃないか。酒ばかりでなく、女にかけてもそうだろう。」
「え。」
青木は顔を挙げて、石村の眼を見た。