일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はせくらじけん

支倉事件

甲賀 三郎

甲賀 三郎의 支倉事件(はせくらじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 204,697자 · 406화면

아오조라 문고

「え、女房が調べられているって」

支倉はギクリとした。

「そうさ。罪もない細君は三日三晩続けざまに調べられているんだ」

石子は態と、誇張して脅かしつけようとして、嘲けるように云った。

「そりゃひどい。女房が何を知るものか」

支倉は苦悶の色を隠そうとしながら云った。

「知ってるか知らないか調べているのだ」

石子は支倉がひるむ色を見せたので、嵩にかゝって云ったが、支倉はまたプッツリと黙り込んで終った。

刑事部屋の三尺の戸がガラリと開いた。

現われたのは大島主任と根岸刑事である。

「未だ白状しないか。よし俺達が調べよう」

よし俺が調べようと云って出て来た主任の顔を見ると、石子は驚いたように叫んだ。

「あっ、主任、ひどく顔色が悪いじゃありませんか」

「うん」

主任は眉をひそめながら答えた。

「少し気分が悪いのだ」

大島主任の顔色は真蒼だった。見かけはでっぷりして丈夫そうな身体だったが、彼は性得心臓が弱かったので、余り興奮したり、調べ物に身を入れたりすると、よく脳貧血を起すのだった。

「私達は未だ疲れやしませんから暫くお休みになったらどうですか」

渡辺刑事は心配そうに云った。