일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はせくらじけん

支倉事件

甲賀 三郎

甲賀 三郎의 支倉事件(はせくらじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 204,697자 · 406화면

아오조라 문고

英邁賢明なる判官閣下、被告喜平伏して此如く及御願候也。

この上願書を読んで感ずる事は支倉の冤罪の訴え方が如何にも弱々しい事で、判官の心中に鳥渡した疑惑が生じたのを機会に、只管哀訴嘆願して判官の心証を動かそうとする所が見える。この態度が後にだん/\硬化して行く所が注目に値するのである。

古我氏はこの上願書を受取って鳥渡眉をひそめた。いつまでも予審廷に置いて呉れと云う彼の申出の真意が分らないのだった。

支倉が古我判事の所へ上願書を送って、無罪にもなろうと思わぬが、冤罪で死刑になるのは嫌だ、願わくばいつまでも未決に繋いで置いて呉れと云ったのはどう云う訳か。

彼が事実犯した覚えがないのなら、余りに女々しい泣事だ。何故強く冤罪を主張しないのか。どうも覚えのある罪を少しでも軽くしようと思って、判官の憐れみを乞うているように思える。が、一方から考えると、四囲の形勢が切迫しているので、とても冤罪だと主張して見た所で通りそうもないので、一時逃れに曖昧な事を述べて判官の心中に一片疑惑の念を起さしめ、徐々に形勢の挽回を計ろうと思ったのかも知れない。けれども事柄が事柄である。