일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいじがくにゅうもん

政治学入門

矢部 貞治

矢部 貞治의 政治学入門(せいじがくにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,607자 · 96화면

아오조라 문고

(イ)共同体――表現と本能的全員一致

実際の社会はもっともっと複雑であることを忘れてはならぬが、そのような意味で社会の定型を見るには、テンニースが立てた「共同体」(ゲマインシャフト)と、「利益社会」(ゲゼルシャフト)の定型が役に立つ。しかしこの二つだけでは、政治原理の究明に不充分なので、この二つの中間にもう一つの型を考える必要がある。それをかりに「協成社会」と名づけておく。このような三つの社会型につき、それぞれ最もよく適合する政治原理を考えると、次のようにいえるであろう。

(イ)共同体――表現と本能的全員一致

共同体というのは、その成員が対立や分化を自覚しないで、全体の中に没入し、おのずから一体性が成り立っているような社会のことで、このような社会では、団体の意思は「本能的全員一致」の形で、相剋や摩擦なしに自然に成立する。原始的な社会では、団体の意思を決めるのに、「神意の啓示」とか、「歓声」とか、「武器を打合う音」とかによったことが伝えられているが、これらは根本で「本能的全員一致」の表現だとみることができる。このような社会では、成員はテンニースのいう「本質意思」で結ばれ、生れながら全体の中に没入しているから、どの成員の行為も外部に対しては、団体そのものの行為として認められる。