후리가나로 읽는 일본 고전
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せいじがくにゅうもん
政治学入門
矢部 貞治
矢部 貞治의 政治学入門(せいじがくにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,607자 · 96화면
4 政治的変革の法則と要因
歴史的発展の法則を探究していろいろの説が述べられている。例えばメインは「身分から契約へ」という発展法則を説き、テンニースは「共同体から利益社会へ」という法則を説く。エンゲルスは、野蛮時代、未開時代、文明時代という発展段階を説いたモルガンの説を土台にして、集団結婚から一夫一婦へ、共産制から私有化へ、母権社会から父権社会への発展を説いているし、アリストテレスが一人の支配から少数の支配へ、少数の支配から多数の支配への発展を説いているのも、この種の仮説の一つといえるであろう。これらはほんの一例にすぎぬ。更にそのような歴史的発展や政治的変革を促す要因についても、それを一義的に種族闘争に求めたり、あるいは階級闘争に求めたりする説のあることは、前に述べた通りである。
ところでこれらの発展法則論や変革要因論には、それぞれ一面の真実が含まれていることを否定できないが、しかし人間社会の発展の法則や政治的変革の要因を、一元的に規定してしもうことは、余りにも単純で抽象的な誤りを犯す危険があることを、よほど警戒する必要がある。現実の発展はもっともっと複雑で、多元的な諸要因の錯雑した相互関係に立っていることを忘れてはならない。