일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょう

故郷

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 故郷(こきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,738자 · 8화면

아오조라 문고

エディプの生活はあれで終ったのではない。劇は最後の幕を下しても、幕外への――将来への拡がりを持つ。その拡がりのために、アンチゴオヌが必要であった。盲目のエディプの手を引いてくれる娘アンチゴオヌが必要であった。

もしも、エディプにアンチゴオヌがいなかったならば……こう想像することは吾々には堪え難い。堪え得るのは何等かの意味での超人であろう。旅立つに当って、吾々は大抵アンチゴオヌを必要とする。而も観念や思想の中にではなく、如何にささやかであろうとも具体的な何かの中にである。

具体的な何か……この中に人間性の秘密がある。このために、ラスコーリニコフは最後に無智な少女ソーニャの許に走った。そして「罪と罰」の後に来るべき「新らしき物語」のために、シベリアに於けるラスコーリニコフにはソーニャが必要であった――如何なる偉大な観念や思想よりも。

さりながら、自分は名もない一人の旅人に過ぎないと真実に宣言することは、容易ではない。そうした旅立ちは、更生への途によりも没落への途に通ずることが多い。そして不思議なことには、没落への途を辿る者は、初めからそんな宣言なんかはしない。