일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶんがくにおけるこうそうりょく

文学に於ける構想力

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 文学に於ける構想力(ぶんがくにおけるこうそうりょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,267자 · 11화면

아오조라 문고

原子爆弾に象徴されるこれからの時代は、想像に余る可能性と驚異とを含んでいる。そこに踏みこんで文学は、如何に自らを処置せんとするであろうか。

人間の性格は、形態として理解される。外部の刺戟や内部の衝動によってその人が為すところの、思惟や言行の総和は、その無数の集合によって内部が充実され、一つの形態を取る。この形態が即ち性格なのである。性格によってその人の思惟言行が規制せらるるというのは、逆な見方であって、思惟言行の総和によってその人の性格が決定せらるるというのが、本来である。文学に於ても、斯かる性格だから斯かる思惟言行が為さるるとは演繹せず、斯かる思惟言行が為さるるから斯かる性格だと帰納する。性格描写とはつまり思惟言行の形態叙述である。

如何なる悪人も斯かる場合には善行をなし、如何なる善人も斯かる場合には悪行をなすということが、人間味の名のもとに作品の主題となったことがある。また、如何なる英雄も斯かる場合には凡庸な行為をなし、如何なる凡庸人も斯かる場合には勇壮な行為をなすということが、凡人主義の名のもとに作品の主題となったことがある。また、人はおよそ如何なる行為をも為し得る可能性を持つが、茲に斯かる行為が選択されたのは何故であるかとの詮索が、心理解剖の名のもとに作品の主題となったことがある。