일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶんげいじひょう

文芸時評

宮本 百合子

宮本 百合子의 文芸時評(ぶんげいじひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,869자 · 14화면

아오조라 문고

志賀氏から縦に一歩、歴史的に一歩出なければならないのであると思う。

佐藤俊子氏の「残されたるもの」(中央公論)はこの作者の感覚が横溢していて、帰朝当時『改造』に書かれた作品より、地があらわれているともいえる。作者が、駒吉という少年の感情の動きの中に暗示し、希望しようとしている勤労者としての健全性の要求もわかるのであるが、十五歳の少年の半ば目ざめ、半ば眠っている官能的な愛、その対象を母に集注している心持、素朴な原始的な反抗心、それらがこの作者の特徴である色彩の濃い、体温のたかい感覚でかかれているので、たとえば「労働にまけるな。それが労働者の運命なんだよ」という川原の言葉を思い出してがんばろうと思う駒吉の気持も、気持としてのところに止まる感じである。この作品で作者がほとんど我知らず溢れさせている色調と感覚とは、年来の読者に馴染ぶかいものであるだけに、これからの成行が注目されるのである。

努力の作品

石川達三氏の「日蔭の村」

府下西多摩郡の小河内村が東京市の貯水池となることに決定してから、今日工事に着手されるまで六ヵ年の間に、小河内村の村民の蒙った経済的・精神的な損害の甚だしさは、こういう場合にあり勝で、謂わば既に手おくれになってから一般人の注意をひくようになった。