일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶんげいひょうろんのほうほうについて

文芸評論の方法について

戸坂 潤

戸坂 潤의 文芸評論の方法について(ぶんげいひょうろんのほうほうについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,949자 · 16화면

아오조라 문고

処が今日の日本では、そうした評論の方法として役立つような現役的な文芸学は殆んど全く発達していない。「日本」文芸学なるものもないではないが、世界的文芸学(?)が必要な吾々にとっては、夫は示唆の程度のものでしかない。ブルジョア文芸学とも云うべきものの優秀な代表者は教授土居光知であるが、その文芸学は現役文芸評論とは殆んど関係がない。ただ文芸学の殆んど唯一の未来の地盤として嘱望され得るものは、唯物論の分野だけである。曾て左翼的であった文芸評論家は、マルクス主義的文芸理論をその評論の体系とし方法とした。この系統が現在依然として日本の文芸評論界を支配していることは、公平に見て真理である。

まず青野季吉と森山啓とは或る意味での双璧だろう。と云うのは、二人とも最近著しく印象追跡至上への方向を取った処のかつてのマルクス主義的評論家の、労農派と旧左翼系との代表者だからである。前者が現代文壇に於ける最も大人びた信頼のおける理論的文芸評論家であることを誰しも認めるだろう。だが彼には文芸学的背景は初めから比較的に乏しかった。彼はだからその理論的に出来上った風格にも拘らず、必ずしも科学的(ここではマルクス主義哲学的)文芸評論家であるともあったとも云うことは出来ない。