후리가나로 읽는 일본 고전
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こういうきもち
斯ういう気持
宮本 百合子
宮本 百合子의 斯ういう気持(こういうきもち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,379자 · 9화면
「――そうお? 貴方もそうお思いんなる?」
禎一は、素早い愛の感づきを苦笑し乍ら顎を撫でた。
「――真逆と思うがね、どうも。――でも、これ迄家ん中に此那ことはなかったんだからな」
「ふきは、これ迄彼那に手伝って貰って居たって決して此那ことはなかったわ――私、何だかいやだな、あの人が若しそうだと、私困るわ」
「ふむ――一寸困るね」
小幡というのは、或会社に勤めて居る事ム員で、近頃或機会から、一ヵ月に一二度ずつ彼等の処へ遊びに来る婦人であった。二十六七の、気の強そうな話し好きであった。浅黒い顔にさっぱりした身なりで、現在の良人との結婚前後のことなど遠慮なく自分から話す。その間にちょいちょい鋭い批評眼らしいものが閃く。あれでもう少し重みと見識が加ったら、相当に話せる女になるだろうと思わせる女であった。その人と、僅かしか入って居ない金入れのちょろまかしとは、愛にとって実に意外な連想であった。意外であり乍ら、而も、途方もない事だと、其人の為、又自分達の為に恥辱を感じることもなく、二人の第一連想が期せずして其点に一致したのは何故だろう。
「――生憎、私が此辺を昨夜は片づけたんでね、一素何処にあったかまるっきり知らなければ却ってよかったんだけれど」