후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
その後、豪華なる酒宴となってから、酒のうえの激論が始まった。
それは、龍興が、あまりに時勢に晦く、奢り長じ、こういう席にさえ、日ごろの寵姫を侍らせて、すぐに、
(十二の琴をならべて、女どもに弾き競わせよ)
とか、
(小姓どもは皆、女すがたして、紅梅白梅をかざし、飛騨踊りをしてみせよ)
とか――また、侍たちにさえ、馬になれの、曲飲みをしろのと、ばかげた座興ばかりを求めて、その強いることも極端なので、遂に、黙視できない色をなして、安藤伊賀守が、
(おそれながら、一年の計は、元旦にあるといいます。しかも時勢はあすもしれぬ今日、御酒もおたわむれも、程はよけれど、ちと、お心を国境に向けられて、戦場に起き臥す士卒たちのことも思うていただきとうござる。――それを思えば、ここのお景色も見ておられませぬ。何がめでたいやら、この稲葉城には、惻々と、滅亡の影が這い寄って来るここちで、それがしなど、酔いもいたしませぬ)
と、直言を吐いた。
龍興の顔が青くなった。それ程でなくても、すぐ眉に針を立てる人である。我儘放埒は、父義龍と似ているが、義龍ほどな剛愎もなし経綸もない彼だった。