일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면

아오조라 문고

ところが、半兵衛重治は、それに一矢も酬わぬのみか、

(病中なので――)

と、代りの使者を立てて詫びを入れ、弟の竹中久作を人質として稲葉山へ渡し、飽くまで従順な証をみせた。

菩提山も、山下の城も、一月中は雪に埋もれている。その千尺の雪の下に、病孫子半兵衛は、門を閉じて、慎んでいた。

――こえて二月の二日。

彼は、かねて云い合わせておいたものとみえ、屈強の兵、わずか十六名を具し、身には、常用の馬の裏皮の粒塗胴を着こみ、青黄木綿の筒袖陣羽織に、虎御門の一刀を佩いて――突と、実に突如として――

(稲葉山の城を、この手に取ってみせん)

と、豪語して出かけた。

それより二日ほど前に。

稲葉山にはいっている人質の弟久作から、持病再発、家伝の薬を持たせて、看護の者四、五名送られたし――という手紙が来ていた。その時、さし向けた家来は、ちょうど前日あたり城内へ着いた頃であった。

夜半だった。

半兵衛は、十六名の家来のうしろに佇み、先頭の者が、城門をたたいていう。

(久作様、御危篤との急報によって、馳せつけました)

警護の番士は、

(それは不審である。看護の衆は先に薬を持って通った)