후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
「あの。そのことでございますか」
「岐阜より殿へ御状があったとすれば、いつどんな御用の起らぬ限りもない。たとえ半兵衛にお招きがなくても、帯を解いて寝んでは相すむまい」
「ここの御城主様は、お兄上さまを師とあがめ、お兄上さまはまた、先様を殿と敬って、一体どちらがほんとやら分りませぬが……お兄上さまにはやはりあのお方へ御奉公をしきるお覚悟でございますか」
半兵衛は、ほほ笑みそうな眼をつぶって、天井を仰ぎ、
「――つい、そうなったなあ。男にとって恐いものは、男に見込まれることだよ。傾国の美には迷わぬが……」
云いかけた時である。果たして、本丸の使いが来て、半兵衛殿にすぐお越しありたいと、藤吉郎の旨を告げて帰った。
何か、独り黙考している藤吉郎の前へ、小侍が、
「竹中殿がお見えなされました」
と、告げた。
藤吉郎は、オオと顔を上げ、すぐ室の外まで迎えに立った。
そして席へ戻ると、
「夜中、お呼び立てして、相すみませぬ。先生には近頃、御容体はいかがですな」
と、いった。
半兵衛は、自分を師として、飽くまで鄭重に扱う藤吉郎の容子をしげしげと見入っていたが、
「意外な御斟酌ではある。