일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면

아오조라 문고

とか。

――曾呂新どの

とかの方が通っている。

生地は泉州大鳥郡の者とか、三河の産とかいうはなしだが、いずれにしても、堺に住み馴れてからだいぶ古い。

いや、古いのは、主ばかりでなく、その古家も年久しい。店に彼のすがたの見えない時は、きまって、風流過ぎるとも云いたいほど軒傾いた母屋の小部屋で、新左衛門は、釜一つ茶碗一つと共に、悠々自適していた。――彼には子も妻もなかった。時々、仕事のあいまに、独りで茶を点て茶をのむのを楽しみとしていた。

その小部屋に、新左衛門は今、ぽつねんと休んでいた。

屋根裏に、鼠の駈けまわる音がする。奥の女どもは弟子をつけて、粉河の身寄りへ落してやったので、家には、今、鼠と彼しか住んでいないわけである。

「ちょめッ」

新左衛門は、屋根裏の悪戯者を睨んで、せっかくそれへ持ち出しておいた茶布巾と茶碗をもういちど洗いに立った。微かな塵が落ちたものとみえる。

水瓶のそばで水音がしていた。――と、思うと、茶碗を持ったまま、水屋の口から往来のほうへ、首を出してどなった。

「道安さん。道安さん。――どこへお出かけじゃ、お寄りなされ」

ちょうど、破れ垣の外を通りかかった往来の人影が、垣ごしに、彼へ答えた。