후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
山川皆兵
最前からのあの使者の言には耳を傾けて聴くべきものがあるからです。時勢の方向をとるに当って、正義正道を説くところは、神仏の旨にもかなっておる。しかも、あなたの嘲蔑とあの権まくにも屈せず、誠心誠意、相手を説破せんとするあの情熱は正直者です。あの容態は大器です。必ず後に大きくなる器と、野衲は信じて疑いません」
小六は急に、身を退いた。そして正しく両手をつかえ、
「おことばに伏します。虚心坦懐、自分と彼の人物とを、ふかく思い較べてみれば、明らかに、てまえが劣っておるようでござる。過去現在の小我を一切すてて、即座に快い返辞を与えてやりましょう。――客僧の御忠告のほども忝う存ずる」
云いきって、自分でもそこに、新しい時流への方途を見出したように、眸をかがやかした。
山川皆兵
夜であった。藤吉郎が蜂須賀村を訪れたその日の夜である。
たった二騎に、口取の男が一人、闇をついて、蜂須賀村から清洲へ走って行った。
それが、小六正勝と藤吉郎のふたりであったことは、まだ誰も知らない。
また。
深夜、城内の一室で、信長がその二人を引見して、長時間にわたる密談を交わしたことも、極く一部の者と、その晩、馬の口取として尾いて行った渡辺天蔵のほかは知る者もなかった。