후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
「安藤彦兵衛、打ったりッ」
「上村伝右衛門ッ、勝入の首を打ッた――ッ」
血のあらし、声のあらし、功名慾の自我のあらし。――四人、五人、もっと多くになった一かたまりの武者が、一個の首を中心に、自陣の家康のいる方へ向って、まるで一陣のはやて雲みたいに駈けて行った。
勝入討死――の声は波になって、あなたの峰、こなたの沢、全戦場の徳川勢に、わあっと、歓呼をあげさせた。
声なき人々は、みな池田勢の打ちもらされた人々だった。
かれらは、瞬間に、大地と大空を失って、その生命を託す所を、枯葉のようにさがしまわった。
「ひとりも、生かして返すな」
「追えや、追えや」
勝者は、あくなき勢いを駆って、そのちりぢりなものを、思うままに屠った。すでに自己の生命すら忘却しきっている人々にとっては他の生命を打ち散らすことも、落花に戯れているような心理なのかもしれない。
勝入も果て、鬼武蔵も討死し、のこる田ノ尻方面の一陣地も、いまは、あとかたなく、徳川勢に駈け散らされていた。
そこは、勝入の子の紀伊守之助と、三左衛門輝政の兄弟が、指揮していた一線だったが、側面の味方の総くずれと、前面からの敵の突撃に、一たまりもなく揉みつぶされて、