후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
「……では、病中の御息女に、ひと目、御老母を会わせてやりたいとて、わざわざこれへお越しか」
ついに、彼は先の云いかねているところを、自分の方からいってしまった。
三郎兵衛は、身をふるわした。
「御推察のとおりでおざる。――滝川三郎兵衛が生涯のおねがい、おかなえ下さるまいか」
幾度も頭をすりつけた。哀願あらゆる言を尽した。
「よろしい、お連れなさい。――主君にお伺い申さねば計れぬことだが、お伺い申せば、ゆるされぬことにきまっておる。拙者一存で、七日の間、そっと、御老母の身をおかし申そう。かならず、再び連れ戻られよ」
三郎兵衛は、狂喜して、母を連れて帰った。もちろん極く内密のうちにである。ところがその夜明けるとすぐ甚内は大きな悔いに打ちのめされた。
――昨日はよいことをした。
と、独り清々しく思っていた翌朝だけに、甚内のうけた衝動はつよかった。
長島における三老職の刺殺事件や、勢州尾州にわたる三城の兵革などが、この日の朝になって、初めて大坂にも知れて来たのである。またその一波濤のあとにはすぐ、
(長島表では、大軍備に着手した。背後には三河殿(家康)がある)