후리가나로 읽는 일본 고전
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면
人は如何なる場所、如何なる境遇にあっても、友を求むるの情は止まぬ。こんな例は数限りなくあるがとにかく人には友誼というものがなくてはならぬ。死ぬるまで変らぬ確固の一念がなくてはならぬと思う。
私は友を作るのに少くとも三ツの動機 motive があるように考える。第一は利害関係より生じたる友、第二が法律的関係、第三が愛の関係である。利害関係より生じたる友とは何であろう。烏合の友である。喰い合いの友である。パックである。元より一時的の団体でフレンドシップやコンパニオンシップではない、集るものは烏合の衆だからあてにはならぬ。「おい貴様何のためにあんな奴と交っているのだ」というと「何少し思うことがあるのだ」などと平気にすましこんでる。少し思うこととは何だろう。株を高く売ってもらうとか、安くて買えるとか、美しい妻君を周旋してもらうとか、よい金儲があるとか、何れまあそんな利害的の関係があるのだからたまらない。烏が旨い食物を得んがためにがアがアいって集るのとちっとも変ったことはない。第二種のものは義理で出来たもので、いやでも友としての関係を依続せねばならないもの、例えば後見人だとか兄弟姉妹父子の関係だとかいうのがそれだ。