일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんぱん ほうろうき

新版 放浪記

林 芙美子

林 芙美子의 新版 放浪記(しんぱん ほうろうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,330자 · 497화면

아오조라 문고

愍むがよい。只、それきりだ。観察が甘く、まるで童話的だ。

東京へ帰るには、二十円も工面しなければならぬと云う事が頭にちらつく。人よりに非ず、人に由るに非ず、イエス・キリスト及びこれを死人の中より甦えらせ給いし父なる神に由りて使徒となれるパウロ。小説を書く筆者の琴線がたかなることなくしては、神は人のうわべをとり給わずである。自分にそのような才能があるとは思えない。書いても、書いても突き戻されていることに赤面しないあつかましさ。しりめつれつな心理の底をくぐる。小さい魚の影を追うようなものだ。まことしやかに活字が並ぶ。血へどを吐いたものはみるにも読むにもたえぬ。警察の眼も光る。無政府主義とは唄ではないのだ。それを願う願いは、この世の何処かにあるのだけれども……。お伽の世界をねらう平和な獣だけの理想の天地。宮様がお通りになるからと云って、一日じゅう障子を閉ざして息を殺していなければならぬ私は階級なのだ。そして、宮様は一瞬にして雲の彼方に消えてゆく人である。どうして、そのような人を尊敬しなければ生きてゆけないのだろう。

警備の巡査も生きている。肩にとまったトンボも生きている。