후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
ました」
「貞操を守れの、守らせるの、いや守れないのといったって、姉の所行はわたしは見て来ています。こうして立派に過して来たのですから」
しげ子さんは客が来て中座した。そのおりをよき時と、そこにいられては聞きにくいことをきいた。
四谷で生れていまもあの辺に住んでいる女から、お鯉の生家は、いま三河屋という牛肉屋のある向角であったということを聞いたことがあったので、さまざまに取沙汰されている、この女の生れを聞定めようとした。そしてしげ子さんのことも――。するとその事が本当であって、三河屋が親切にその家のあとも引取ってくれたのだといった。
「家の退転時が来たのでしょうか、漆屋というものは、漆のあわせかたがむずかしいもので、秘伝のようになっていたそうです。わたしを生ませた父が養子に来て死ぬころまでに、数代つづいたますやの店もいけなくなりました。妹の父が来ても家をゆずらなければならなくなって、わたしは安藤へ養女にやられ、妹は両親と、秋田の鉱山へいってしまったのです。後に母が病身になったと聞いたのでわたしの方へ母を引取りましたのです。秋田には多勢の子供がありますから、あたしにはたった一人の妹を無理に貰って、実家の片岡の方の家をつがせることにしました。