일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじびじんでん

新編 近代美人伝 (上)

長谷川 時雨

長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면

아오조라 문고

次の室にも多くの人がいた。手前の控室のようなところには紅蓮洞氏がしきりに気焔をあげていた。杉戸が細目に中から開けられて、お湯が入用だといったときに、座員の一人は紫色の瀬戸ひきの薬罐をさげていった。洗面器が入用だというと身近く使われていたらしい女中が「先生のときに一つつかってしまって、一つしかないのだけれど」と、まごまごしていると、室のなかから水をなみなみと入れた洗面器をもちだして来てあけにいった。

(あの人の死骸はこの杉戸一枚の向うにある)

引締った心持ちで佇んでいると、頭の底が冷たくなって血が下へばかりゆくような気がした。何やら面倒な問題があったと噂された楠山氏が側へ来たが、

「死ななくってもよかったろうと思うのですが……」といって、「これから郊外へかえるのは大変ですね」と話題をそらした。

洗面器のことで呟やいていた年増の女中は杉戸の外にしゃがんでいたが、秋田さんが気附いたように、

「何か棺のなかへ入れてやるものでもないですか? 好きなものであったとか、大事にしていたものであったとか……忘れてしまうといけないから」

というのに、ろくに考えもせずに、

「お浴衣が着せてありますから、あの上へ経かたびらを着せればよいでございましょう。