후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
届出に依り千葉警察署より猪股警部補、刑事、医師出張検屍せるに、女は左頭部に深さ骨膜に達する重傷を負ひ苦悶し居り、男は咽喉部の気管を切断し絶息し居たり。女は直様県立千葉病院に入院せしめたるが生命覚束なし。
赤靴を履き頭髪を分けをり年頃二十六、七歳位運転手風の好男子なり、男の黒つぽき外套のかくしと女のお召コートの袂には各々遺書一通あり、尚女のコートの袂には白鞘の短刀を蔵しあり。
右につき本社は各方面に向つて精探せし結果、婦人は麻布区宮村町六七正二位勲一等伯爵枢密院副議長芳川顕正氏養子なる子爵曾禰安輔氏の実弟寛治氏の夫人鎌子(廿七)にして長女明子あり、男は同邸の自動車運転手倉持陸助(廿四)なることを突止めたり。
と記されている。そして各々の写真は各紙に大きく挿入されていた。それからそれへと手ぐりだした記事がそれに続いていた。
家の者は一切を伯爵から口止めされたという事で、それについての面接はみんな前警保局長だった岡喜七郎氏が関かっている。その話によると、
「六日の夜八時頃倉持運転手が部屋で泣きながら酒を飲んでいるので、朋輩の運転手が何故泣くのだと聞くと、何にも答えずに外出してしまった。