일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いちかわくめはち

新編 近代美人伝 (下)

長谷川 時雨

長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (下)(いちかわくめはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,172자 · 277화면

아오조라 문고

人声もきこえぬ静かさで、何処からか謡の鼓の音がきこえてくる。

「君は、やっぱり一ツ橋の女子職業学校にしましたか?」

美妙斎は錦子を、傍におきたい慾望をもって言った。

東京見物をするならばと誘われたが、錦子は、麹町の女学校に、おなじ郷里から来ている友達が、外まで迎えに来てくれているはずだからと断った。

帰りがけに、書いて持って来ていた小説を、美妙の机の横において、目を通してくれといった。山田の門口まで迎いに来ていたのは進藤孝子という仲のよい友達で、その女の生家も、鶴岡市の医者だった。

錦子と孝子が逢えば、話はいつも詩のことだった。孝子は新体詩を好んだので、美妙が、美しい詩ばかりでなく、「貧」というのでは、紙屑買いをうたっているといえば、錦子は、坑夫の詩もあるし、車夫の小説もあると負けずに言う。

この二人が文壇の見立を探しだして、面白がって、くらべっこをした。

「凌雲閣登壇人(未来の天狗木葉武者)ってのがあるわ。浅草公園、十二階のことでしょ。」

錦子が展げると、孝子が首をのばして、

「エレベエタア休止中、螺旋階にて登りし人――とあるわ。」

と、読みだした。

「頂上十二階までが、春のや主人――坪内逍遥よ。