후리가나로 읽는 일본 고전
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しんさいゆうき
新西遊記
久生 十蘭
久生 十蘭의 新西遊記(しんさいゆうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,654자 · 52화면
どういう人の邸かとたずねると、これは教務大臣の邸だ、大臣に逢ったらすぐ銀幣五十個をあげなさい、面会料というわけで避けられないものです、あとはあなたの腕次第とある。
拱門の檐に吊した銅鑼を打つと取次が出てきた。案内してきた男がなにかささやくと、取次は智海を連れて長い廊下を幾曲りしたすえ、赤地模様の絨緞を敷きつめた部屋へ案内した。眼もあやな色とりどりの毛氈をかけた大きな臥牀に、金襴の職帯をつけた五十五、六の温和な顔をした大人が閑臥し、阿片卓をひきつけて阿片を喫っていた。
智海は入口で三礼して片肌脱ぎになり、三歩進んで銀幣の入った巾着を卓に置き、率直に素志をのべると、大臣は「それはお安いご用。さっそく係りのものに手筈をさせるから」といった。
大臣の上機嫌をそこなうものはなにひとつなく、あれこれと愛想をいってから、北清事変の話に移った。拳匪が北京の永安門で日本の外務書記生と独逸公使を惨殺したことから北清事変が起き、英、米、仏、独、露、日、墺、伊、八カ国の出兵となり、清国政府は陜西省の西安へ蒙塵したが、昨年の十二月、列国公使会議から十六カ条の要求を含む議定書を突きつけられ、総理衙門大臣の那桐と皇弟醇親王が、日本と独逸へ謝罪使で行ったなどといった。