후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんていきららざか
新訂雲母阪
直木 三十五
直木 三十五의 新訂雲母阪(しんていきららざか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,792자 · 12화면
その内に甚七は山へ入ってしまった。お新は三味を抱いて山へ入った。そして、甚七のよく知っている
お前の袖とわしが袖
合せて唄の四つの袖
露地の細道駒下駄の
胸とゞろかす明けの鐘
を弾き乍ら山を彷徨うた。勿論、この計は成就した。山の夜更けの三味の音は、甚七の注意を牽くに充分であった。
お新の近くへ、礫の落ちるのがつづくと共にお新は悟った。甚七の姿が、闇の中に立って、声が聞えると共に、このまゝ二人が捕えられてもいゝと思った。
「手紙をみた。有難いぞお新――お新、どうしてここへ、えゝ?」
そう聞かれると一番に浮ぶのは、美しいお俊の事である。
「お身は甚七に内通したな。」
と、云われた時の顔、女同士ですぐ判るお俊の心。
「江尻で皆さんに逢いました。」
「江尻で?――今日明日にはこゝら辺を通る筈だが――」
「お逢いなされても無駄で御座んす。」
「いや、身のあかりを立てさえすれば――」
「妾は何うなろうとも――」
途端に
「御用だ。」
躱して
「命は助けるぞ、道案内せい、お新、一まず京へ参ろう、話は道々。」
篝火をたいている山下の村々。
「お前の袖と、わしが袖か――」
「旦那いゝお声で――」