일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゃくしょこくばなし

新釈諸国噺

太宰 治

太宰 治의 新釈諸国噺(しんしゃくしょこくばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,562자 · 179화면

아오조라 문고

捨て置いて発足するわけには行かぬ。わが子の勝太郎に言いつけて、丹三郎を起させる。勝太郎は丹三郎よりも一つ年下である。それゆえすこし遠慮の言葉使いで丹三郎を起す。

「もし、もし。御出発でございます。」

「へえ? ばかに早いな。」

「若殿も、とうにお仕度がお出来になりました。」

「若殿は、あれから、ぐっすりお休みになられたらしいからな。おれは、あれから、いろいろな事を考えて、なかなか眠られなかった。それに、お前の親爺のいびきがうるさくてな。」

「おそれいります。」

「忠義もつらいよ。おれだって、毎夜、若殿の遊び相手をやらされて、へとへとなんだよ。」

「お察し申して居ります。」

「うん、まったくやり切れないんだ。たまには、お前が代ってくれてもよさそうなものだ。」

「は、お相手を申したく心掛けて居りますが、私は狐拳など出来ませんので。」

「お前たちは野暮だからな。固いばかりが忠義じゃない。狐拳くらい覚えて置けよ。」

「はあ、」と気弱く笑って、「それにしても、もう皆様が御出発でございますから。」

「何が、それにしても、だ。お前たちは、おれを馬鹿にしているんだ。ゆうべも、その事を考えて、くやしくて眠れなかったんだ。