일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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りょしゅう

旅愁

横光 利一

横光 利一의 旅愁(りょしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 576,941자 · 1138화면

아오조라 문고

」

とこう云い出したのは由吉だった。

「それはある。他人事じゃなさそうだ。」

と外交官の速水が、高い尖がった鼻を手巾で拭きながら云った。

「これで世界歴史を通じて調べたものの云うことだと、二年間の平和を得るためには、人間は二十四年間戦争をしていることになってるそうだよ。そうしてみると、平和というものは、実に宝だ。徳川時代は三百年の平和だが、そんなのは殆んどないといっていいんじゃないか。」

会話の進むにつれて、矢代は、パリの真紀子の部屋で中国人の高有明と議論をしたある一夜のことを思い出していた。高は間もなく帰るころだと思うと、なおよく彼とも話してみたいいろいろなことが泛んで消えなかった。

しかし、丁度、こういう緊張した話の盛り上って来ているところへ、廊下の方から久木男爵が、

「どうも遅くなりました。」

と云って一同の方へ歩いて来た。

「今日のノートル・ダムのお写真は、あれは苦心をされたでしょうね。わたくしもあのお寺を写してみたことがありますがいつ見ても良いものは良いですね。」

男爵にそう云われて、塩野は答え難そうに笑ったままだった。

「どうですか。写真の方でも外国人と日本人とは、見方がだいぶ違うでしょうね。