후리가나로 읽는 일본 고전
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せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の諸国物語(せっしょうせき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,040자 · 158화면
これだけはいつも不足に思っている。」
といいますと、
「じゃあさっそく子供を一人さずけて上げましょう。そのうちお前さんのおかみさんにふしぎな強い子が生まれるでしょうから、それはわたしがおくってあげたのだと思って下さい。その代わり一つお願いがあります。どうぞくすのきで舟をこしらえて、水をいっぱい入れて、その中にささの葉を浮かべて下さい。」
といいました。
「何だ、そのくらいなことわけはない。その代わりきっと子供を頼みますよ。」
といって、お百姓はさっそくくすのきをくりぬいて、舟をこしらえ、その中に水をいっぱいためて、ささの葉を浮かべました。雷はその舟に乗って、またすうっと空の上へ上がって行ってしまいました。
二
それから三月ほどたつと、おじいさんのおかみさんが急におなかが大きくなりました。そして間もなく男の赤んぼが生まれました。
その赤んぼは生まれた時から、ふしぎな子で、きれいな錦の小蛇が首のまわりに二巻き巻きついていました。そしてその頭としっぽの先は長く伸びて、赤んぼの背中でつながっていました。
「さては雷が、約束のとおり子供をよこしてくれた。