후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんのずのうしらべ
日本の頭脳調べ
戸坂 潤
戸坂 潤의 日本の頭脳調べ(にほんのずのうしらべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,191자 · 20화면
科学の専門家と思想家哲学者などが、日本で今日程接近したこともないが、又その対抗が今日ほど深刻な意味を有ったことも、之までなかったのである。吾々はこういう着眼点から、日本に於ける自然科学的知能を点検しなければならぬ。
文化勲章受領者で、云わば必要にして充分という感じを与えるものは、自然科学者のトリオである。この三人のつり合いもよく、この三人と他の自然科学者達との対照も呑みこめる。つまり三人とも物理学者乃至物理学的工学者であるが、この世界ではこのトリオは極めて尤もらしいのだ。
本多光太郎博士は人も知る東北帝大の金属材料研究所所長である。かねてより総長である。業績として物理学では磁気の研究、冶金学では鉄・銅・其他の合金の基礎的研究が有名である。博士の研究が今日主として軍需的重工業の基礎に直接していることを吾々は見落してはならぬ。金属材料研究所全体の仕事の多くはこの一点へ集中されていると見ていい。例えば寒い上空に於ける合金の属性変化の研究は、軍事用の航空材料の研究に必要なので特に、低温研究が試みられるというようなわけであり、博士の発明になる新KS磁石鋼(住友吉左衛門氏の研究費寄贈を記念してK・Sと名づけた)や防弾鋼などを見ても、この点は明らかだ。