후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,829자 · 25화면
四
という捷報が到着した。その知らせを聞いてから、かえって伊緒は心のおちつきをなくし、どうかすると居ても立ってもいられぬほど不安な気持に駆られた。十八日になると死傷者の記名が届いた、思いのほかに損害はすくなく、死者は内藤九右衛門、成川一郎兵衛、酒井源右衛門、森伝兵衛の四人、負傷者は村井五郎左衛門以下三十余人にすぎなかった。記名書は和地家へもまわされた、伊緒は姑といっしょに読んだのだが気があがって文字がよくわからず、どこにも良人の名のないことをたしかめるまでには三度も読みかえさなければならなかった。
「伝四郎どのはごぶじのようですね」そういう姑の声も心なしかふるえていた、答えようとしたが喉がつかえた、それで伊緒は病床にいる郁之助にみせるためにいそいで立っていった。
四
将兵が大垣へ凱旋したのは五月八日のことだった。藩主の戸田父子はそのまま江戸へくだったので表むきの祝宴はなかったが、侍屋敷はどこもかしこも歓びにわきたっていた。けれども、そのなかで和地の家だけはひっそりと音をひそめていた、負傷者の家でも、戦死者の家でさえも、この一家ほどしめやかに沈黙してはいなかった。