일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんたんていしょうせつかいすんぴょう

日本探偵小説界寸評

国枝 史郎

国枝 史郎의 日本探偵小説界寸評(にほんたんていしょうせつかいすんぴょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,856자 · 12화면

아오조라 문고

その鈴木氏無き今日に在りては森下雨村氏と松本泰氏とが、新進作家の産みの苦しみを具に嘗めているらしい。ところで洵に心細いことには、探偵小説専門雑誌なるものが日本には二つしかないことである。即ち「新青年」と「探偵文芸」でその他「苦楽」や「新小説」などでも、最近其種の創作を、掲載するようになったものの、精々一篇か二篇である。これでは到底諸家の創作を疏き切ることは不可能である。困ったことと云わざるを得ない。

それは兎に角既成文壇人で、探偵小説に理解を持ち、時々意見を発表する人に、加藤武雄、平林初之輔、前田河広一郎の諸家がある。さきごろ前田河氏と江戸川氏とが愉快に煙草を喫い乍ら、論じ合ったような様子であったが、その結果はどうなったものか、つい聞き落し見落して了った。遺憾千万と云わざるを得ない。

以上でザット日本に於ける、近代探偵小説界の鳥瞰寸評は終ったのであるが、これ等の人々の前途に就いては全く予測を許し難い。或者は大成し、或者は中道で倒れ、そうして一般の標準なるものは高上するに相違ない。……などと云うような予言なら、愚昧の評者でも云い切ることが出来る。誰か大いに安石を気取り、乃公出でずんばの慨を以て、飛び出して来るものはないだろうか。