후리가나로 읽는 일본 고전
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にっき
日記
宮本 百合子
宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,482자 · 160화면
現代に於ては、どんなけちな探偵小説作家と云えども、或程度までの科学的知識なしには読者の髪の毛一本をも動かすことは不可能だ。第六感的直覚や推理は、彼の前に展開された事実の一見全然連絡なき断片と断片との間に、どんな微細な必然性がかくされて居るか、それをたぐり出す能力にかかって居る。
この世の中で人間はどんなにしたって人間に出来る以外のことは出来ないものだ。仏の許されない罪などというものが人間に犯し切れるものでないという観念の根拠はここにある。だがこれを逆に云うと、人間が絶対に犯すことの出来ぬ罪というものは、この世にないということになる。人間と人間とが社会に於て置かれる偶然的関係、社会的行動の必然的制力となって、いつ誰がどんな罪を犯すことになるか、タニー・ジョージの口真似をすればそれこそ、GOD KNOWSだ。
まして「罪」なるものが範疇的には相対的移動性のものである以上、百年前に存在した「罪」は既に今日「罪」として社会的認識の上に存在しない例を我々は屡※(二の字点、1-2-22)見る。動かぬ本質的な罪というのは人間のより合理的な生存を欲する意志をぶっつぶそうとする意識する意志だけだ。