후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にっき
日記
宮本 百合子
宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,447자 · 76화면
二月十七日
先によんだ時とは受け方がまるで違う。自分の方の準備の如何によって、よまれる本の価値は上りもすれば下りもする。本の選択などと云うことも、そこを標準にして行くべきではないのだろうか。或人にとっていい本、或は何でもない本は、他の或人にとって、大きな動揺の基ともなるべきものである。河村明子氏来訪。孤雁氏の書状を見せてくれる。写真を送ってやるから、くれろと云われたが、自分はそんなことはしてもらわずといいような心持がする。強いて写真を送ってもらったところで、俗に云う、はじまらないことなのだ。あの人は大変いい頭を持って居る。が。
二月十七日(土曜)
春と冬が、混り合って世界中に漲って居る。又妙な心持になるときが来た。これから四月近くまではいやだ。寒いような、引きしまったような心持のかげに、淫蕩的な熱情がムズムズして居るような心持がする。五時半から、国民美術の講演会へ行って見る。古田中夫人、高松、浜岡、君塚等に会う。田辺氏の西洋音楽の話は大変に面白かった。画に於ける未来派のような最近の曲と云うのは、他のどれよりも、やはり色調の強いものだ。感じは、或程度まで共鳴することが出来る。