후리가나로 읽는 일본 고전
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はやみみさんじとりものききがき
早耳三次捕物聞書
林 不忘
林 不忘의 早耳三次捕物聞書(はやみみさんじとりものききがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,707자 · 12화면
夜になるのを待って、女にいわれたとおりに家族は全部親類へ預け、召使いにも一人残らず一晩の暇をやって、これも女と約束したことだが、広い家の隅々にまで百目蝋燭を立てつらねて、ひとりつくねんと待っていると――風が出たか、古い椽がみしと鳴ったりしてなんとも物凄いようだ。
昼のうちから用意した竜神の好きそうな物をそれへ並べて、酒の燗もできている。退屈だし恐いから、爺さんお先に手酌でちびちびやっていた。
と、刻限。表の戸が細目にあいて、いつもの白衣の女がはいって来た。背後を向いてさし招いている。
さてはいよいよ竜神のお成り。おやじは上り框に平伏した。足音がして誰か眼の前に立ったようす。
おそるおそる頭をもたげた主人、一眼見るよりあっと叫んだというが無理もない。
赤くなった黒木綿の紋付にがんどう頭巾、お約束の浪人姿が、どきどきするような長い刀を引っこ抜いて立っている。女はにっとして戸をしめると、
「お爺さん、びっくりさせてすまないねえ。じたばたすると危ないよ。わたしの竜神はちっとばかり気が短いんだから、ほほほ。」
という挨拶で、あとは造作もない。おやじが口へ手拭を押こまれて、菰で簀巻にされてふるえているあいだに、竜神とその使女はどこからどこまで家捜しして、あくる朝、家族と店の連中が帰ってきた時には、現金はもちろん金目の