후리가나로 읽는 일본 고전
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はやみみさんじとりものききがき
早耳三次捕物聞書
林 不忘
林 不忘의 早耳三次捕物聞書(はやみみさんじとりものききがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,640자 · 21화면
それを見ると久方ぶりに殺心むらむらと燃え立った大之進は、駕籠を捨てて追い縋り井戸端で二つに斬って水へ沈めた。その間、すこし離れたところに駕籠を守って辰が放心待っていたというから、こいつの眼玉は大きいだけでよくよく役に立たなかったものとみえる。ふとした悪戯気から辰の家とは知らずにお菊の下駄を抛り込んだり、障子に血の痕を付けて置いたりしたのが、大之進の運の尽きであった。玳瑁の櫛も三次の推量どおり、大之進が辰に与えたものであった。
お白洲に出ても大之進は口を緘して語らなかった。
「この者をお咎めあるな。不浄人に力を藉して拙者を絡めたくらい、下郎は何事も存じ申さぬ。あくまでも伊丹大之進ただ一人の所存でござる。」
何を訊かれてもかく言うだけだった。早耳三次は家主甚右衛門ならびに茶屋町町年寄一統とともに、改めて辰のために何分のお慈悲を願い出たという。