후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,372자 · 67화면
なぜなら前夜から人と屍体が隠されていたのですから。そこにまもるべき秘密があるために、錠の仕掛をアベコベにウッカリ口走ったのかも知れません」
すると虎之介が思わず嘆声をもらして、
「実に驚き入った人物だなア。木場の旦那とは、町人ながらも、こういうものかねえ。あの火焔をくぐって事を行うには、思慮分別だけで済みやしないねえ。血気だけでも、むずかしい。六十一の老人じゃア塚原卜伝ぐらいの鍛錬がいる仕事だね。私は喜兵衛という人物のあの気合には、ことごとく驚いたねえ。すさまじいさッきの姿が目にちらついて、三四日はうなされそうだね。棺桶の上に立っていたあの姿。発ッ止、発ッ止、打ちこむような勢いで我々の方へ歩み進んだあの姿。実にどうも驚き入った気合だねえ。ふりむいて元の場所へ戻って行った後姿にも寸分のスキもありやしない。あの歩みの若々しさ。実におそれ入った神業だねえ」
新十郎は目をまるくして、
「さッきの名なしの権兵衛さんが喜兵衛さんだと仰有るのですか」
「当り前じゃないか」
「なるほど私が牛なら、あなたはどうしても牛ではないです」
新十郎はベソをかきそうに呟いたが、やがて気をとり直して、