후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,713자 · 54화면
「あいにく当時は洋行中です」
「一色又六は群馬県の小さな村の役場の小使です。役場の小使に落ちつくまでには、日本はおろか支那へまで行商にでかけ、そこで無頼の生活をしてきたような気性のはげしいナラズ者なんですね。ところで彼が役場の小使をしていたとき、村の誰かが珍しい古墳をほり当てたのです。群馬県は古墳の多いこと、また大古墳の多いことでは東国随一なんです。百姓が山上に畑を開墾するツモリで掘りあてた古墳でしたが、特に大きい古墳というほどではないが、横に入口のない石室が現れたのです。一枚三畳もあるようなフタの石が五ツも六ツもあるのですが、その一番小さそうなフタを持ちあげて外さないと中へはいることができないのです。一般に、古墳の石室には横に小さい入口があります。ところが、この古墳は大石のフタを外さないと中へふみこめないのです。そのために千年の余も盗人に掘られることがなかったのでしょう。村の者が集まって、大がかりに力を合わせて石を一枚外しました。すると、盗掘をまぬかれたせいか、または特に貴人の墓のせいですか、中から現れたものはピカ一の名品ぞろいでしかも多くが昔のままの姿をそっくり今にとどめていたのです。