후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,486자 · 57화면
この返答は異様ですね。なぜなら、表向き勘当ながら内容が次第にそうでないことを能文は心得ている筈だからです。まず何よりも、加十の行方不明に対して親身のものにせよ事務的なものにせよ心配を一ツも見せないことが、この男の身分としては更に異様ですね。私が石松の折ヅメを貰った婦人に期待した返答も、これと同じことを裏附ける事実、つまり放蕩者の石松がだらだら酒をのんだり泊ったりで、バラバラ作業のヒマがありッこなかったという裏附けだったのでしたが、生憎この婦人はタケノコ料理に興味がない超人でしたから、折ヅメをもらった特定の一日にてんで記憶がなかったのです。加十を殺し、石松が勘当となれば、相続人のオハチが自分に廻ることになり、まさにその事の有り得るチャンスの気配が濃厚でしたから、能文は計画を立てておいて、加十を殺して予定のバラバラ作業を行った。或いは京子も片棒担いでるかも知れませんよ。鬼の子は鬼でフシギはありませんし、人間はもともと鬼になり易いです。京子は十二年前に勘当された加十に兄者人としてのナジミがないから、他人に財産をとられるような怒りや呪いがあったかも知れません。