후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,755자 · 62화면
今後あなたにつきあっていただく時は、本性通りの三百代言の風体に致しましょう。しかし、あなたの御本心は、素性正しいホンモノ紳士ならばお好きのようですね」
「お気の毒さま。心底から、紳士大キライ。貴婦人大キライ。私がタンテイをカモにするときは、お涙でも、お色気でもないわね。ピストルか短刀よ。サヨナラ」
と言いすてて政子は二人にふり向きもせずサッソウととび去った。
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元子が周信の脅迫をうけているのは、公爵との結婚前に周信と恋を語らった秘密の時期があるせいだった。女学校時代、元子は年少政子を特殊な愛情でいたわる親しい関係にあったために兄の周信とも知りあい、彼の巧妙な口説のトリコとなって一時は身も心もささげたことがあった。愚かではあるが、夢のような時代だ。そして、そのころ胸の思いをせッせと書き送った周信への手紙が、今や脅迫の原料に用いられていたのだ。周信の御親切な報告によると、それは合計して百十数通にも及んでいるそうだ。
周信から脅迫状のたびに指定の場所へ使者を差し向けて、一通二千円でひきかえる。いつも一通ずつだった。こうして大方十五六通は買い戻したであろう。