후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,755자 · 62화면
その日はせつない日、口惜しい日、そのために忘れられない日でした。十二月二十二日には、兄と私とハマ子と三名、寮へ引越し。一月の十三日に、小沼家の親子三名が寮へ現れて、そろそろ新居に落ちついて隠し物もとりだしたころだろうと憎いことを言いながら家探しの日。家探しの三人が帰ったあとで、私は兄さんと争って寮をとびだしました。家出の記念日です。その日から伊勢屋さんが親切にひきとめてくれるままにズルズルとお世話になって、一月二十八日に御当家へ奉公にあがりました。ざッとこんなことがこの半年の私の大きな出来事でした」
「ではあなたに代って私がそれを文字の日記にしるしておきましょう」
と、新十郎は日附と出来事とを書きとめ、さて元子夫人にイトマ乞いして、
「脅迫状がきましたらイの一番に私に知らせて下さい」
とたのんで別れをつげた。
★
さてその足で久五郎ハマ子の侘び住居を訪れた。世捨人だから言うまでもなく日記もつけていないし、俗事について多く語ることも好まない。何をきいても手応えがなくて手こずった。小花から聞き得た限りの共同の生活中の出来事をたよりにこんなことが有りましたねときくと、そう、そんなこともあったようだ、たしかに、というような返答ぶり。