일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,208자 · 52화면

아오조라 문고

私は蛭川家のオーカミイナリにイナリの神名と並んで今居定助明神と書いた板が裏返しに張りつけられているのを見出したときに、定助を殺した犯人は蛭川だろうと直感しました。オーカミイナリのタタリを怖れてのことなら、オーカミイナリの神名のほかに余計な名を書きこむようなことは何より怖れつつしむ筈だと思われるからです。しかも定助を私製の明神に仕立ててオーカミイナリと並記しているのですからね。よほどの理由がなければなりません。彼女は定助を神の矢で殺したのが、その矢を使うオーカミイナリではなくて自分の良人であることを承知しており、オーカミイナリのタタリよりも定助のタタリの方を怖れていたに相違ないと思われます。あのイナリは実は定助イナリ明神と言うべきであるかも知れません」

語り終って、新十郎は花廼屋に言った。

「あなたの推理は見事でした。もう一つ裏を返して、天狗の顔の神主以外の者が猿田の面をかぶって道中することも、そこに神の介在を考えさせ、探偵たちの考えが彼から遠ざかるという役に立つ手段であることを考える必要があったでしょう。しかし、とにかく、本格的な着想でしたよ」

花廼屋は喜色満面、いつまでも無言でニヤニヤ笑っていたが、虎之介はむくれて、これも口をきかなかった。