후리가나로 읽는 일본 고전
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ほしじょろう
星女郎
泉 鏡花
泉 鏡花의 星女郎(ほしじょろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,344자 · 104화면
」
「はあ、」
と云うと、一刎ね刎ねたままで、弾機が切れたようにそこに突立っていた身構が崩れて、境は草の上へ投膝で腰を落して、雲が日和下駄穿いた大山伏を、足の爪尖から見上げて黙る。
「別に、お怪我は?」
手を出して寄って来たが、腰でも抱こう様子に見えた。
「怪我なんぞ。」
境は我ながら可笑くなって、
「生命にも別条はありません。」
「重畳でござる。」
と云う、落着いて聞くと、声のやや掠れた人物。
「しかし大丈夫、立派な処を御目に懸けました。何ですか、貴下は、これから、」
「さよう、竹の橋をさして下山いたすでございます、貴辺はな。」
境は振向いて峠を仰いだ。目を突くばかりの坂の葎に、竹はすっくと立っている。
六
「ええ、日脚は十分、これから峠をお越しになっても、夏の日は暮れますまい――が、その事でござる、……さよう、その儀に就いて、」
境の前に蹲んだ時、山伏は行衣の胸に堆い、鬼の面が、襟許から片目で睨むのを推入れなどして、
「実は、貴辺よりも私がお恥かしい。臆病から致いてかようなものを持出しましたで。
それと申すが、やはりこの往来止の縄張でございまするがな。