일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほしじょろう

星女郎

泉 鏡花

泉 鏡花의 星女郎(ほしじょろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,344자 · 104화면

아오조라 문고

で、さまで旅らしい趣はないが、この駅を越すと竹の橋――源平盛衰記に==源氏の一手は樋口兼光大将にて、笠野富田を打廻り、竹の橋の搦手にこそ向いけれ==とある、ちょうど峠の真下の里で。倶利伽羅を仰ぐと早や、名だたる古戦場の面影が眉に迫って、驚破、松風も鯨波の声、山の緑も草摺を揺り揃えたる数万の軍兵。伏屋が門の卯の花も、幽霊の鎧らしく、背戸の井戸の山吹も、美女の名の可懐い。

これは旧とても異りはなかった。しかしその頃は、走らす車、運ぶ草鞋、いざ峠にかかる一息つくため、ここに麓路を挟んで、竹の橋の出外れに、四五軒の茶店があって、どこも異らぬ茶染、藍染、講中手拭の軒にひらひらとある蔭から、東海道の宿々のように、きちんと呼吸は合わぬながら、田舎は田舎だけに声繕いして、

「お掛けやす。」

「お休みやーす。」

それ、馬のすずに調子を合わせる。中には若い媚めかしい声が交って、化粧した婦も居た。

境も、往き還り奥の見晴しに通って、縁から峠に手を翳す、馴染の茶店があったのであるが、この度見ると、可なり広いその家構の跡は、草茫々、山を見通しの、ずッと裏の小高い丘には、松が一本、野を守る姿に立って、小さな墓の累ったのが望まれる。