후리가나로 읽는 일본 고전
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はるのかれは
春の枯葉
太宰 治의 春の枯葉(はるのかれは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,648자 · 48화면
学童は、観客に対して正面を向き、気を附けの姿勢を執り、眼をつぶって、低く歌う。
はる、こうろうの花のえん、
めぐるさかずき、影さして、
ちよの松がえ、わけいでし、
むかしの光、いまいずこ。
(学童)(歌い終ってうつむく)
(野中)(机に頬杖をつき)ありがとう。いや、先生はね、お前たちも知っているように、唱歌はあまり得意でないのでね、その歌も、うろ覚えでね、おかげで、やっといまはっきりと思い出した。悲しい歌だね。ちかごろお前たちは、よくその唱歌ばかり歌っているようだが、誰か先生が教えてくれたの?
(学童)(首を振る)
(野中) 誰も教えてくれなくても、自然に覚えたの?
(学童)(だまっている)
(野中) この歌の意味が、よくわかって歌っているの? いや、この歌が、お前たちのいまの気持に一ばんぴったりするから、それだから歌っているの?
(学童)(うなだれたまま、だまっている)
(野中) 決して叱りやしないから、思っている事をそのまま言ってごらん。先生もね、いまいろいろ考えているんだ。さっきもあんな工合に、(と、ちょっと正面の黒板を指差し)さまざま黒板に書いて、新しい日本の姿というものをお前たちに教えたつもりだが、しかし、どうも、教えたあとで何だか、たまらなく不安で、淋しくなるのだ。