일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ダーク・ミニスター

暗黒公使

夢野 久作

夢野 久作의 暗黒公使(ダーク・ミニスター)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,561자 · 420화면

아오조라 문고

……しかしこの話を外務省が聞いたら吃驚しましょうね」

私は苦笑しながら熱海氏の前に手紙を差し出した。

「志村のぶ子と、樫尾初蔵の処分方法は、貴官から外務省へ御交渉の上、御決定下さい。二三時間の中なら、捕縛の手配が出来ると思います」

「承知しました……しかし……」

と熱海検事は又も顔を染めて微笑した。私が差出した手紙と聖書をちらりと見たが、別に受取ろうともしないまま、心持ち口籠もって云った。

「……放ったらかしといても……よくはないでしょうか」

この大胆な放言には流石の私もどきんとさせられた。そうして思わず熱海検事の手を握らせられたのであった。

「……実に……御同感です。志村のぶ子と樫尾初蔵の二人はやまと民族の意識を十二分に持っている者です。彼等二人は今後吾々のために、今まで以上の働きをするに違いありません。私は彼等二人を捕えたくないのです。……その代り……今後、J・I・Cの団員は二重橋橋下に一歩も立ち入らせますまい」

熱海氏は返事をしなかった。恭しく帽子を脱いで別れを告げると、依然として微笑しいしい古木書記を従えて入口の方へ歩いて行った。そうして何か考え考え扉の前まで来ると思い出したように振り返った。