일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つきのまつやま

月の松山

山本 周五郎

山本 周五郎의 月の松山(つきのまつやま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,451자 · 41화면

아오조라 문고

彼は方丈に半刻ほどいただけで辞去した。

茂庭邸まで戻って来て、裏門のくぐりから入り、茶畑のあいだを歩いてゆきながら、孝也は池畔のほうで人の話し声のするのを聞きつけた。彼は立停って耳をすませた。それから、静かにそちらへ近づいていった。

「そうなんです、夜なかにです」と泰二郎が云っていた、「ときによるとひと晩じゅう聞えることもありました」

「そんなに苦しそうにですの」桂の声であった。

「ひどく苦しそうにです」泰二郎が云った、「私は疲れてうなされているのだと思っていたんですが、貴女のお話を聞いてみると」

孝也は「誰だ」と云いながら、亭のほうへ歩み寄った。二人ははじかれたようにお互いから離れた。

「こんな処でこんな時刻になにをしている」と孝也が云った、「誰だ」

闇夜であるが、側へ寄ればむろん人の見わけくらいはつく、泰二郎は吃った。孝也は二人の前へ来て立った。

「お嬢さん、――」と孝也は云った、「おまえ西秋だな、密会か」

桂がああといった。

泰二郎は桂を庇うように前へ出た。

「弁解か、云ってみろ」と孝也が云った、「お嬢さんは帰って下さい、お帰りなさい」

「待って下さい、ひとこと云わせて下さい」