후리가나로 읽는 일본 고전
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きのめだち
木の芽だち
宮本 百合子
宮本 百合子의 木の芽だち(きのめだち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,941자 · 10화면
「地方巡り」という一つの文化上のタイプは出版から、娯楽から、あらゆる面に存在している。吉本興業のような漫才発明の興行者から、今度除名された講談社まで、彼等の尨大な富は、地方を文化の市場として、地方の低さを餌食にして、築き上げられたのである。
都会の文化と地方の文化とは分裂させられていた。企業家にとって、地方は、文化的殖民地めいた関係におかれた。地方そのものの文化的創造力は高めようとされず、その性格をより充実させ、高貴ならしめようとは援助されず、ただ、欲求だけをもっていて、それと引かえに与えられるいかがわしい一冊の本であった。一晩の観劇に対して、無抵抗に支払うものとしてだけ扱われて来たのである。
ここにも、これまでの日本の封建性と近代資本社会の混合した恐ろしい害悪が現われている。
こういう文化機構であったからこそ、戦争中の日本人民は、あのように侵略思想で統一され、偽瞞されつくした。金を儲ける文化企業者は、人民の生血そのものをも、平気で自分の利益に換えた。軍閥・資本家の結托というと、政治綱領めいて響くが、現実はまざまざとその真実であることを示しているのである。